2011年にテレビ放送された幾原邦彦監督によるオリジナルアニメ「輪(まわ)るピングドラム」のテレビシリーズ全24話を再構築し、新作パートを追加して前後編で公開する2部作の前編。高倉家の双子の兄弟・冠葉と晶馬は病に冒された妹・陽毬の命を救うため、謎のペンギン帽に命じられた「ピングドラム」を探して奔走する。運命を信じて日記に書かれた出来事を実行し続ける荻野目苹果、新たな運命を導くため苹果の日記を狙う夏芽真砂子、大切な人を取り戻そうとする多蕗桂樹と時籠ゆり。彼らはそれぞれの運命と大切な人のために「ピングドラム」を追った。それから10年。かつて運命を変える列車に乗り込んだ冠葉と晶馬が、運命の至る場所から戻ってくる。新作パートのアニメーション制作は、「さらざんまい」でも幾原監督と組んだラパントラックが担当。